本記事をご覧のみなさまは、TikTokの企業運用を考えている方もいるでしょう。しかし、
- ビジネスアカウントと個人アカウントの違いは?
- ビジネスアカウントを利用するメリットは?
- ビジネスアカウントでバズる方法は?
などの疑問をお持ちではないでしょうか。今回は、TikTokビジネスアカウントと個人アカウントの違いをはじめ、ビジネスアカウントにするメリットやバズるための方法を紹介します。今後、企業戦略としてTikTokの利用を考えている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
なお、おすすめのTikTok運用代行企業、おすすめのTikTokキャスティング会社については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
TikTokのビジネスアカウントとは?個人アカウントとの違い
TikTokのビジネスアカウントとは、TikTokを企業の営業戦略としてビジネス用に利用することを目的としたアカウントです。一般的な投稿動画を楽しむ個人アカウントとは異なり、ビジネスアカウントでしか利用できない独自の機能が備わっています。例えば、投稿動画の分析やアカウント全体のインサイト分析を行える機能などがあります。今後ビジネスでSNSの利用をお考えの方は、日本での実装歴の浅いTikTokを利用することで、今までにない方法での集客や認知度の向上などを行えるでしょう。
TikTokビジネスアカウントへの切り替え方
TikTokビジネスアカウントへの切り替えの手順は以下の通りです。
- プロフィール画面の「≡」から「設定とプライバシー」をタップする
- 「アカウント」をタップする
- 「ビジネスアカウントに切り替える」をタップする
- アカウントのカテゴリー選択する
作業自体は手順の通り行えば問題なく設定できます。これより、上記の各項目に関して画像を交えて解説します。
プロフィール画面の「≡」から「設定とプライバシー」をタップする
まず、プロフィール画面の「≡」を開き、一番下の「設定とプライバシー」の項目をタップします。
「アカウント」をタップする
次に、一番上の「アカウント」の項目をタップします。
「ビジネスアカウントに切り替える」をタップする
次に、「ビジネスアカウントに切り替える」をタップすると、アカウントカテゴリーの画面へ移動します。
アカウントのカテゴリー選択する
最後に、利用目的に合ったアカウントカテゴリーを選択して作業は完了です。
ビジネスアカウントにするメリット
ビジネスアカウントへ変更するメリットは以下の通りです。
- カテゴリーを設定でき、興味のあるユーザーに投稿が表示されやすい
- 投稿動画の分析ができ、PDCAを回せる
- アカウント全体のインサイト分析ができる
- プロフィールに外部リンクを設定できる
- 商用楽曲ライブラリーを使える
- 予約投稿ができる(Web版のみ)
- 動画ショーケースを参考に動画のトレンドを掴める
どれも個人アカウントにはない機能のため、ビジネスアカウントによる独自の運用が可能です。これより、上記項目に関して詳しく解説します。
カテゴリーを設定でき、興味のあるユーザーに投稿が表示されやすい
ビジネスアカウントを利用すると、カテゴリーが設定できるようになり、興味のあるユーザーに投稿が表示されやすくなるメリットがあります。カテゴリーは以下のジャンルから選択できます。
選択可能なカテゴリ一覧(2024年2月現在) | ||
芸術・工芸 | 自動車・交通手段 | 赤ちゃん |
美顔モード | 衣類・アクセサリー | 教育・研修 |
エレクトロニクス | ファイナンス・投資 | グルメ&ドリンク |
ゲーム | 健康 | ホーム・家具・家電製品 |
機械・設備 | メディア・エンタメ | 個人的な利用 |
ペット | 専門的サービス | 行政 |
不動産 | レストラン・バー | ショッピング・小売 |
ソフトウェア・アプリ | スポーツ・フィットネス・アウトドア | 旅行・観光 |
その他 |
自社サービスや商品を考慮したジャンル選びを行うことで他のユーザーに企業について認知してもらうきっかけとなるため、選択する際には十分に検討しましょう。
投稿動画の分析ができ、PDCAを回せる
ビジネスアカウントを利用すると、投稿動画の分析が可能になりPDCAサイクルを円滑に回せます。動画分析では主に以下の項目が確認できます。
- 合計再生時間
- 平均視聴時間
- 動画をフル視聴した割合
- リーチした視聴者数
上記の項目をはじめ、動画の総再生回数やいいね数、コメント数なども閲覧可能です。そのため、動画分析の結果を鑑みて今後の動画制作の方針を検討できます。
アカウント全体のインサイト分析ができる
ビジネスアカウントへ変更すると、アカウント全体のインサイト分析ができます。インサイトとは、一般的に視聴者や消費者が何かを必要とする状態であるニーズまで至った深層心理や動機のことです。TikTokビジネスアカウントでは、動画の視聴回数やプロフィールの表示回数をはじめ、いいね数やコメント数、シェア数などを確認できます。
また、フォロワー数の項目では以下の詳細な情報も確認できます。
- 総フォロワー数
- 純フォロワー数
- 性別
- 年齢
- 国/地域
- 上位の都市
- 最もアクティブな時間
上記の内容を加味し、動画の分析結果をもとに動画内容の改善やターゲット層の見直しなどの検討も可能です。
プロフィールに外部リンクを設定できる
ビジネスアカウントへ変更すると、プロフィール内に外部リンクを設定できます。外部リンクを設定できることで、企業の訴求動画からプロフィール画面へ流れて来た視聴者にも自社のサービスを直接提供可能です。一例として、GUのTikTokアカウントのプロフィール画面には公式サイトとGUのアプリが同時に貼られています。プロフィール内で自社のサービスを完結できる点もビジネスアカウントの魅力のひとつです。
引用:https://www.tiktok.com/@gu_official
商用楽曲ライブラリーを使える
ビジネスアカウントへ変更すると、商用楽曲ライブラリーが使用できます。自身でダウンロードした楽曲は著作権侵害などの問題が起きるリスクもありますが、あらかじめ登録された楽曲を使用すれば著作権侵害の心配はありません。使用可能な楽曲は100万件登録されており、登録された楽曲の中から好きなものを選択して気軽に利用できます。
予約投稿ができる(Web版のみ)
ビジネスアカウントへ変更すると、Web版のみ予約投稿が可能になります。たとえ業務が忙しくても、あらかじめ作成した動画を予約投稿しておけば困ることはないでしょう。また、TikTokをはじめとしたSNS運用の際は、定期的な投稿によりユーザーに印象を与えられるため、予約投稿機能を活用して決められた日時で投稿する方法も効果的です。SNSを利用して企業の認知度を高めるためにも予約投稿機能を活用してみましょう。
動画ショーケースを参考に動画のトレンドを掴める
ビジネスアカウントへ変更すると、動画ショーケースを参考に動画のトレンドを掴めます。動画ショーケースには、トレンドのインフルエンサー情報や他企業の情報がまとめられており、ビジネスアカウントユーザーになることで閲覧可能です。トレンドを把握することで現在の視聴者の興味関心を理解できるため、魅力的な動画作成にも繋がるでしょう。
ビジネスアカウントにするデメリット
ビジネスアカウントにするデメリットは以下の通りです。
- 商用ライセンスのない楽曲は使えない
- 炎上するリスクがある
これより、上記の各項目に関して詳しく解説します。
商用ライセンスのない楽曲を使えない
ビジネスアカウントでは、商用ライセンスのない楽曲が使用できないデメリットがあります。TikTok内で人気の投稿に使用される楽曲や流行りの楽曲を使用すると、「この楽曲には商用ライセンスが付与されていません」の表示とともに動画の投稿ができない可能性があります。
しかし、商用楽曲ライブラリ内に存在する100万件の楽曲は商用利用可能ですので、きっとお気に入りの楽曲が見つかるでしょう。
炎上するリスクがある
ビジネスアカウントに切り替えることで、炎上するリスクが高まります。一般のアカウントに比べ広告塔としての位置付けが強くなるため、些細な投稿や文章、コメントが炎上の火種になる可能性が高いです。アカウントが一度炎上すると企業のブランドイメージも悪化するリスクがあり、イメージの払拭には長期間かかるでしょう。
TikTokビジネスアカウントでバズるには?
TikTokビジネスアカウントでバズる方法は以下の通りです。
- 広告感のないユーモアのある動画を投稿する
- 動画を分析し、TikTokのアルゴリズムを理解する
- 詳細なターゲティングをする
- 購買意欲に繋がるようなフォーマットにする
これより、上記の各項目に関して詳しく解説します。
広告感のないユーモアのある動画を投稿する
広告感のないユーモアのある動画を投稿することで、バズりやすくなります。視聴者はあくまでも動画の視聴を楽しみにTikTokを利用します。そのため、広告が挟まると嫌悪感を抱く方も多いでしょう。そこで、インフィード広告などを用いて広告感のないユーモアのある動画を投稿することでTikTok本来のエンタメ性を損なわず、かつ広告動画としても上手く機能することが期待できます。
動画を分析し、TikTokのアルゴリズムを理解する
ビジネスアカウントを利用してバズるには自社の動画を分析し、TikTokのアルゴリズムを理解することが重要です。動画が伸びなかった場合、以前と同じ動画制作方法を続けていても再生率は上がりません。改善点を絞り込み動画内容を精査することで、より良い動画内容の制作へ繋げることができます。また、TikTokのアルゴリズムとしていいね数やコメント数、シェア数の多さなどのエンゲージメント率の高さにより投稿動画がおすすめ表示されます。おすすめ表示されると不特定多数のユーザーの目に触れる機会も増えることから、常日頃の動画内容の分析は非常に重要です。
詳細なターゲティングをする
ビジネスアカウントを利用してバズるには、詳細なターゲティングを行うことも重要です。全年齢が楽しめる動画作りも大切ですが、自社のサービスや製品などを利用するターゲット層に向けた動画制作を行うことで、的確に興味関心を惹けます。例えば、「20代・女性」など年齢や性別を詳細に絞ることで、ターゲット層に向けた動画内容の検討が容易になるでしょう。
購買意欲に繋がるようなフォーマットにする
ビジネスアカウントを利用してバズるには、購買意欲に繋がるようなフォーマットを構築することが重要です。単に動画がバズるだけでは、一時的な話題作りだけで終わってしまうでしょう。しかし、バズることだけを期待するのではなく、自社サイトに上手く誘導できるような動画内容にすることで顧客の増加にも繋がり、結果的に企業の認知度向上にも貢献できます。
TikTokビジネスアカウントに関する質問
今回は以下のTikTokビジネスアカウントに関する質問へ回答します。
- TikTokビジネスアカウントの料金は?
- TikTokのビジネスアカウントからいつでも個人アカウントに戻せる?
TikTokビジネスアカウントの料金は?
ビジネスアカウントは無料で開設できます。個人アカウントからビジネスアカウントへの切り替え方法は以下の通りです。
- プロフィール画面の「≡」から「設定とプライバシー」をタップする
- 「アカウント」をタップする
- 「ビジネスアカウントに切り替える」をタップする
- アカウントのカテゴリー選択する
TikTokのビジネスアカウントからいつでも個人アカウントに戻せる?
ビジネスアカウントからいつでも個人アカウントへ戻せます。戻し方はビジネスアカウントの切り替え方法と同様で以下の通りです。
- プロフィール画面の「≡」から「設定とプライバシー」をタップする
- 「アカウント」をタップする
- 「個人アカウントに切り替える」をタップする
TikTokビジネスアカウントまとめ
ビジネスアカウントへ変更するメリットは以下の通りでした。
- 投稿動画の分析ができ、PDCAを回せる
- アカウント全体のインサイト分析ができる
- プロフィールに外部リンクを設定できる
- 商用楽曲ライブラリーを使える
- 予約投稿ができる(Web版のみ)
- 動画ショーケースを参考に動画のトレンドを掴める
ビジネスアカウントは個人アカウントとは異なり、動画やインサイト分析が可能です。そのため、分析結果から今後の広告や動画内容の計画を立てることが容易になります。TikTokは日本での実装が他のSNSと比べて遅いため、企業の流入率が少ない点が特徴です。これからSNSを利用した企業戦略を検討している企業におすすめです。今後TikTokのビジネスアカウントの利用をお考えのみなさまは、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
なお、おすすめのTikTok運用代行企業、おすすめのTikTokキャスティング会社については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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