現在、全世界で利用され、日本でも若者を中心に人気があり、ショートビデオプラットフォームとして楽しめるアプリ「TikTok」。最近では、ライブ配信機能が追加され、ファンからの投げ銭により収入が得られる、企業からの案件の動画を投稿することで収入に繋がる、などビジネス用途としても活躍しています。また、企業がTikTokで商品を紹介するなど、更に人気を博しています。
そんなTikTokですが、トラブルを防止するために、13歳以下のユーザーは親の管理無しでは、アカウントが強制的に終了されるなど、セキュリティ対策もしっかりしています。そのため、年齢設定を間違えてしまったことで、さまざまな機能に制限がかかり、十分にアプリを楽しめないケースが多くあります。
そこで今回は、「TikTokで年齢設定を変更できるかどうか」「TikTokで年齢設定を間違えてしまった際の対処法」「年齢別の機能制限」などを詳しく解説します。
なお、おすすめのTikTok運用代行企業、おすすめのTikTokキャスティング会社については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
TikTokの年齢は変更できる?

TikTokでは、トラブル防止のための年齢制限を設けており、一定の年齢を超えていない方は使えない機能が複数存在します。そのため、TikTokで年齢設定を間違えた際に変更できるのか知りたい方は多いと思います。ここでは、TikTokで年齢を変更できるか、できないかを詳しく解説します。
TikTokの年齢設定は後から変更出来ない
TikTokでは、アカウント作成時に一度入力した生年月日を、後から自分で修正・変更することは出来ません。TikTokで年齢設定を変更できない理由としては、トラブル防止によるものだと思われます。実年齢では使用できない機能を使うために年齢を偽りトラブルに巻き込まれるといったケースも少なくありません。そのようなトラブルを防止するため、TikTokでは年齢設定を変更できない仕様になっています。また、自分の年齢では使用できない機能を使うために偽りの年齢を入力した場合は、TikTokの運営元から強制的にアカウントを削除される可能性があります。
TikTokで年齢設定を間違った場合の対処法
「TikTokは年齢設定を変更できないから、一度間違えてしまったらTikTokが使えなくなる?」といった悩みを抱えている方は多いと思います。TikTokでは、年齢を後から変更することは出来ませんが、間違ってしまった際の対処法は存在します。その対処法について1つ紹介します。
TikTokでアカウントを再登録する
TikTokで年齢設定を間違えた際の対処法としては、アカウントを再登録する方法があります。TikTokは、1つの端末で複数のアカウントを作成し、使用することが出来ます。そのため、1つのアカウントで年齢設定を間違えてしまい、TikTokが利用できなくなった場合でも、「アカウント追加」をし、新たなアカウントを運用することが可能です。TikTokでアカウントを再登録をする方法を解説していきます。

まず、プロフィール画面の自分のアカウント名をタップします。

「アカウントを切り替える」欄が表示されたら、「アカウントを追加」をタップします。

TikTokに登録する方法を選択し、選択した登録方法の手順に沿って操作します。TikTokの登録方法としては、「電話・メールアドレス」「LINE」「Apple」「Google」「Twitter」「Facebook」「カカオトーク」など全部で9通りあります。今回は、「電話番号またはメールで登録」で登録してみます。

正しい生年月日を入力し、「次へ」をタップします。

「電話番号」or「メールアドレス」を入力し、「コードを送信」をタップします。
登録した電話番号かメールアドレスに届いた「4桁の認証コード」を入力すると、新しいアカウントが作成されます。
TikTokは年齢確認できる?

TikTokで年齢設定を完了した後に、登録した年齢が間違えていないか確認したい方は多いと思います。ここでは、TikTokで年齢の確認ができるか、できないかを紹介します。
プロフィールに年齢は表示されない
TikTokは個人情報の漏洩に最新の注意を払っているので、年齢設定を完了した後に、プロフィールに表示はされることはありません。また、インスタグラムのようにアカウント情報を見ても、年齢を確認することはできないようになっています。もちろん、自分の年齢が確認できないだけでなく、他のユーザーの年齢を確認することも不可能です。そのため、年齢設定が終わった後には、記入した生年月日をメモに取っておき、いつでも確認できる状況を作っておくことが効果的な対策になっています。
TikTokには年齢制限がある?

TikTokには、トラブル防止を兼ねて年齢制限があります。一定の年齢に達していない場合には、TikTokを使用することができないケースがあるので、しっかりと確認しましょう。
TikTokは13歳未満は利用できないという年齢制限がある
TikTokは、13歳未満の方は使用することができないという年齢制限があります。つまり小学生はTikTokの使用が不可能です。そのため、年齢設定をする場合は、間違えていないか何度も確認するなど、注意が必要です。しかし、実際に小学生でアカウントを作成し動画を投稿しているTikTokerは存在します。TikTokは13歳未満の方が使用する際は、親が管理する場合において、プロフィール欄に「親管理」と記載があればアカウントを作成することが可能です。注意点としては、動画の内容やTikTokの使い方によって、「親管理」と記載がある場合でも、運営からアカウントの削除・制限をされる可能性があることです。
機能別のTikTokの年齢制限

TikTokでは、年齢制限は機能によって異なります。13歳未満の方は、親の管理下でないとアカウントすら作成できないようになっています。しかし、未成年者がTikTokを使用する場合は、アカウントを作成が出来ても制限が課せられます。ここでは、機能別に年齢制限がかかる内容を3つ紹介します。
16歳未満はDM機能やコメントを受け取れない
16歳未満の方がTikTokを利用する際には、DM機能が利用できない、全てのユーザーからのコメントを受け取ることができない、などの制限が設けられています。また、初期設定の段階でアカウントが非表示設定になります。これらの機能を制限している理由としては、直接会ったことのないユーザーと1対1でのやり取りを避けることで、犯罪に巻き込まれるリスクを下げるためです。しかし、コメントの受け取りに関しては、「友達のみ」なら可能です。制限があることで、フォロワーが増えにくい、おすすめに表示されない、などのデメリットもありますが、TikTokを安全に利用するために必要になっています。
18歳未満はライブ配信できない
TikTokを楽しむ方法の一つとして、ライブ配信機能があります。ライブ配信とは、メディアの生放送と似たような物で、リアルタイムで配信者の動画を見ることができます。しかし、TikTokでは、2022年11月23日から18歳未満の方は、ライブ配信ができないという制限が課せられました。ライブ配信の危険性としては、リアルタイムの映像が流れることで、現在の場所が特定され、犯罪に巻き込まれるリスクが高くなるということです。未成年者の場合はそのような犯罪に巻き込まれる危険性がより高くなります。そのため、18歳未満のユーザーは、ライブ配信ができないようになっています。しかし、ライブ配信ができないだけで、18歳未満の方でも、ライブ配信をしているユーザーを見ることは可能です。
18歳未満はTikTokライブの投げ銭を扱えない
TikTokは、18歳未満はTikTokライブの投げ銭を扱えないという制限があります。投げ銭とは、TikTok上で公開しているライブ配信者に対して、オンラインでバーチャルコインを送金することです。そのため、定期的にライブ配信をして投げ銭をもらうことで、ビジネスとしてもTikTokを活用するユーザーが増えてきています。しかし、投げ銭をライブ配信者に送る際は、お金が必要になるので、18歳未満のユーザーは送ることはもちろん、受け取ることもできません。
TikTokを安全に使うための機能について

今回はTikTokを安全に使うための機能である保護者機能(ペアレンタルコントロール)について、以下の項目に分けて解説します。
- 子どもがTikTokを安全に使うための保護者機能(ペアレンタルコントロール)とは?
- 主な保護者機能(ペアレンタルコントロール)について
子どもがTikTokを安全に使うための保護者機能(ペアレンタルコントロール)とは?
保護者機能(ペアレンタルコントロール)とは、お子様のスマートフォンの利用方法や使用頻度を保護者が管理できる機能です。お子様の端末を保護者機能(ペレンタルコントロール)で管理することで、TikTokをはじめとしたアプリを安全に利用できます。例えば、
- 有害なコンテンツの曝露を防止できる
- お子様のプライバシーを保護できる
- インターネット依存を防止できる
- アプリ内課金を防止できる
などの効果が期待できます。また過度なゲームアプリ利用などの抑止にも繋がるため、お子様の学習への影響を懸念される方は保護者機能(ペアレンタルコントロール)の活用がおすすめです。
主な保護者機能(ペアレンタルコントロール)について
保護者機能(ペアレンタルコントロール)では主に以下の機能を設定できます。
機能 | 内容 |
フィルタリング | 青少年にふさわしくない情報を掲載したWEBサイトへのアクセスを制限できる。 |
アプリ利用制限 | インストールして利用できるアプリの範囲を制限できる。 |
利用時間制限 | アプリの利用可能時間・時間帯を制限できる。 |
決済・課金手段制限 | アプリ内決済や課金手段を制限できる。 |
上記項目の機能は、お子様一人ひとりの端末利用状況に応じたカスタマイズ設定が可能です。利用状況が把握できない場合は「小学生モード」「中学生モード」などの「モード設定」の活用で選択した年齢層に相応しいインターネット利用環境に整備できます。例えば、「小学生ならファミリー向けゲームアプリへのアクセスのみ」「高校生ならファミリー向けゲームアプリのアクセスをはじめ、通常のゲームアプリへのアクセスやSNSの使用許可」など年齢に応じて段階的に設定されます。スマートフォン利用に関して心配な場合は、お子様の端末利用状況や目的に応じた保護者機能(ペアレンタルコントロール)を設定しましょう。
(参考文献:総務省HP https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/trouble/reference/reference04.html)
TikTokのアカウント初期登録で気を付けること

TikTokを使用するにあたって、プライバシーの管理などの前に、アカウント初期登録で気を付けることを1つ紹介します。
生年月日を正しく入力する
TikTokを利用するにあたって、最初の登録の生年月日を正しく入力することは大切です。TikTokでは、年齢設定を完了するだけで、その年齢を証明するため書類を提出するように求められることはありません。そのため、時間がかからず、手軽に初期設定を行うことができます。しかし、誤った生年月日を登録してしまうと、TikTokを利用できなくなる可能性があります。生年月日を登録するのに抵抗がある方も多いと思いますが、TikTokは、個人情報が漏洩しないような対策をしっかりとしているので、今まででそのようなトラブルにあった事例はありません。
TikTokの年齢変更まとめ

本記事では、TikTokで年齢変更はできるかどうか、TikTokの年齢設定を間違った場合の対処法、TikTokの年齢制限について解説しました。TikTokでは、年齢を変更することはできません。そのため、TikTokは1つの端末で複数のアカウントを作成することができるので、新たにアカウントを作る必要があります。また、TikTokでは、安全にアプリを楽しむために機能別の年齢制限が設けられており、13歳未満の方はアカウントを作成できない、16歳未満の方はDM・コメントの制限がある、18歳未満の方はライブ配信ができない、ライブの投げ銭を扱うことができない、などがあります。そのため、TikTokの初期設定を行う際には、細心の注意が必要です。
なお、おすすめのTikTok運用代行企業、おすすめのTikTokキャスティング会社については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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