本記事をご覧のみなさまは、TikTokを利用した企業戦略をお考えの方も多いでしょう。しかし、
- TikTok広告の出し方は？
- TikTok広告の特徴は？
- TikTok広告を出す際の注意点は？
などの疑問をお持ちではないでしょうか。今回は、TikTok広告の出し方の手順をはじめ広告の特徴と種類、広告を出す際の注意点を紹介します。今後TikTok広告を始める予定の方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
なお、おすすめのTikTok運用代行企業、おすすめのTikTokキャスティング会社については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
TikTok広告とは
TikTok広告とは、企業のマーケティング担当者が利用できる広告プラットフォームのことです。TikTokを活用して、動画のエンタメ性を残しつつも広告として機能するような映像を作成できます。メリットの一例として初期費用をかけずに運用開始でき、設定も容易に行える点が挙げられます。無料の動画製作ツールや広告フォーマットが多数取り揃えられているため、企業の認知度向上からサービスの訴求まで多岐に渡る運用が可能です。
TikTok広告の種類
TikTok広告の種類は以下の通りです。
- インフィード広告
- 起動画面広告
- ハッシュタグチャレンジ広告
- 運用型広告
これより、上記の各項目に関して詳しく解説します。
インフィード広告
インフィード広告は、広告感の薄い動画広告のことです。TikTokのエンタメ性を損ねることなく、視聴者に広告を提示できます。また、おすすめ欄に表示されるため、視聴者の目に止まる確率が高いです。そのため、視聴者に違和感を与えることなく自社の概要やサービスについて広告できます。
起動画面広告
起動画面広告は、TikTokアプリを起動した際に現れる広告のことです。1日1社限定のため競争率は高いものの、確実に視聴者へ広告を配信できます。広告費用の相場としては数百万円とかなり高価ですが、費用対効果は十分ですので予算に余裕のある場合はぜひ利用してみましょう。
ハッシュタグチャレンジ広告
ハッシュタグチャレンジ広告は、ハッシュタグを活用したキャンペーンなどを行い企業の概要やサービスを広告する方法です。基本的にユーザー参加型となるため、投稿動画の作成過程も楽しめます。また、ハッシュタグを付けたユーザーの投稿動画が広告として機能するため、広告感が薄い点も魅力のひとつです。ハッシュタグチャレンジ広告を活用すると、TikTokのトレンドにも載りやすくなるため、多くのユーザーの関心が得られます。
運用型広告
運用型広告は少ない予算でも開始でき、認知拡大の目的から集客目的などさまざまな用途に合わせて利用できる広告です。広告枠の決まっている純広告とは異なり、運用型広告は企業の入札金額や広告数などを加味してオークションによって広告枠が決定します。料金体系として、1クリックごとのクリック課金や表示数1000回単位のインプレッション課金により広告料金が変動します。また、幅広いターゲティングによるユーザーへのリーチも可能なため、自社製品やサービスが目指しているターゲットにスムーズにリーチできるでしょう。
TikTok広告の基本構成
TikTok広告の基本構成は以下の通りです。
- ビジネスアカウント
- ビジネスセンター
- 広告アカウント
これより、上記の各項目に関して詳しく解説します。
ビジネスアカウント
ビジネスアカウントは個別のユーザーで運用するアカウントです。それぞれのアカウントがビジネスセンターの権限を持ち、個別に作業できます。
ビジネスセンター
ビジネスセンターは企業や組織で運営し、複数の広告アカウントを共同で管理します。複数の個別アカウントで共有し管理できるため、複数人で同時に作業できます。
広告アカウント
広告アカウントはビジネス単体やサービスで運用するアカウントです。広告管理用のホーム画面が存在するため、広告の設定やクリエイティブの入稿作業が容易に行えます。
TikTok広告の出し方
TikTok広告の出し方の手順は以下の通りです。
- TikTok For Businessにアクセスし、「今すぐ申し込む」を押す
- メールアドレスとパスワードを入力する
- ビジネスセンターを立ち上げ、広告主か代理店を選択する
- その他情報を入力する
- 請求情報を入力する
- 広告主アカウントを作成する
- アカウント情報を入力する
- 広告アカウントが作成完了
- 「広告」タブから「作成」でキャンペーンを作成する
- 「基本クリエイト」と「上級クリエイト」の選択する
- 目的を選択する
- キャンペーン名を入力する
- 広告セットを設定する
- オーディエンスを選択する
- 予算とスケジュールを設定する
- 広告を設定する
- 広告フォーマットを選択する
- URLを入力する
ビジネスセンターを立ち上げずとも広告アカウントの作成は可能ですが、今回はビジネスセンターを立ち上げて入稿する場合の方法をご紹介します。また、ビジネスセンターの立ち上げが必要な場合の条件は以下の通りです。
- 広告代理店の場合
- 代理店以外で複数の広告マネージャーを運用している場合
これより、各項目に関して画像を交えて解説します。
TikTok For Businessにアクセスし、「今すぐ申し込む」を押す
はじめに、TikTok For Businessにアクセスし、「今すぐ申し込む」をクリックします。
メールアドレスとパスワードを入力する
次に、メールアドレスとパスワードを入力します。入力後は「登録」をクリックしましょう。
ビジネスセンターを立ち上げ、広告主か代理店を選択する
次に、ビジネスセンターを立ち上げ、広告主か代理店のいずれかを選択します。
その他情報を入力する
次に、その他情報を入力します。入力する情報は以下の通りです。
- 国/地域
- 企業名
- 業種
請求情報を入力する
次に、請求情報を入力します。入力する請求情報は以下の通りです。
- ※支払い方法（自動払い・手動払いのいずれか）
- 請求先の住所
- 連絡先情報
- 課税情報
※支払い方法
・自動支払い…アカウントの請求額または毎週の請求日のいずれかが到達した場合、アカウントに自動的に請求される方法
・手動払い…あらかじめ使用金額を入金し、入金額のクレジットを消費して広告が出稿される方法
広告主アカウントを作成する
次に、広告主アカウントを作成します。一番上に表示されている「新規作成」をクリックしましょう。
アカウント情報を入力する
次に、アカウント情報を入力します。入力する情報は以下の通りです。
- アカウント名
- アカウントのタイムゾーン（居住地及び居住区域のこと 例：（UTC+09:00）アジア/東京 など）
- 企業名
- 登録場所
- アカウント通貨
- 業種
- アカウントの種類
- 企業のウェブサイト
上記項目を入力し、「次へ」をクリックします。
広告アカウントが作成完了
以上で広告アカウントの作成は完了です。続いて、「広告マネージャー」の項目をクリックします。
「広告」タブから「作成」でキャンペーンを作成する
次に、一番上のツールバーから「広告」タブをクリックし、「キャンペーン」にカーソルを合わせて「作成」をクリックします。
「基本クリエイト」と「上級クリエイト」の選択する
次に、「基本クリエイト」か「上級クリエイト」のいずれかを選択します。「基本クリエイト」は簡単な作業で広告を作成可能です。対して「上級クリエイト」はさまざまな広告目的に応じた高度な機能や作成ツールがひと通り揃っています。これらは、営業戦略の目的に応じて選択しましょう。
目的を選択する
次に、目的を選択します。選択できる目的と効果は以下の通りです。
- リーチ…動画が表示される回数の最大化に効果あり
- トラフィック…ウェブサイトへの訪問者数の最大化に有効
- 動画視聴数…動画を6秒以上見るユーザー数の最大化に有効
- コミュニティインタラクション…フォローするユーザーやプロフィールに訪問するユーザーの最大化に有効
- アプリプロモーション…アプリのインストールの最大化またはアプリ利用者へのリターゲティングに有効
- リード生成…リード数の収集数の最大化に有効
- ウェブサイトのコンバージョン数…支払いの完了をはじめとしたウェブサイト上でのアクションの最大化に有効
キャンペーン名を入力する
次に、キャンペーン名を決めて入力します。
広告セットを設定する
次に、広告セット名を設定します。いわゆるファイル名のような扱いのため、一見してわかりやすい広告セット名にしましょう。
オーディエンスを選択する
次に、オーディエンスを選択します。オーディエンスで選択可能な項目は以下の通りです。
デモグラフィック
- ロケーション
- 性別（無制限・男性・女性）
- 年齢（無制限・13-17歳・18-24歳・25-34歳・35-44歳・45-54歳・55歳以上）
- 言語…アプリの言語設定に基づく
- 購買力…購買行動に基づく
興味/行動
- 興味…特定の項目に関する相互作用に基づく
- 購入意欲…商品やサービスの特定のカテゴリの検索・購入履歴に基づく
- 行動…ユーザーの直近のアプリ内行動に基づく
- ハッシュタグ…過去7日間にハッシュタグにエンゲージしたユーザーに基づく
デバイス
- 通信環境（Wi-Fi・2G・3G・4G・5G）
- OS（iOS・Android）
- OSバージョン…ソフトウェアのバージョンに基づく
- デバイスモデル…使用するデバイスモデルに基づく
- デバイス価格…デバイス価格の特定の範囲に基づく
- 通信キャリア…携帯のキャリアに基づく
- ISP…過去30日間に配信されたISPに基づく
予算とスケジュールを設定する
次に、予算とスケジュールを設定します。スケジュールは広告を連続して配信するための時間を検討し設定しましょう。配信する時間や特定の時間帯に限定した設定も可能です。
広告を設定する
次に、広告を設定します。スイッチをオンにすることで、Spark Adsの配信設定が可能です。Spark Adsとは、自社やクリエイターの投稿動画を活用して、動画コンテンツとしてのエンタメ性を残しつつ広告として機能する動画を作成できるフォーマットです。
広告フォーマットを選択する
次に、広告フォーマットを選択します。選択できる広告クリエイティブは以下の通りです。
- アップロード…端末から広告をアップロードする
- ライブラリから…TikTokライブラリからアップロードする
- クリエイティブツールで作成…クリエイティブツールを利用して広告を作成する
また、「テキスト」では広告に使用するクリエイティブテキストを100字以内で挿入できます。
URLを入力する
最後に、誘導先のURLを入力して広告の設定は完了です。
TikTok広告を出す際の注意点
TikTok広告を出す際の注意点は以下の通りです。
- 事前に広告ポリシーを確認する
- 適切なターゲティングをする
これより、上記の各項目に関して詳しく解説します。
事前に広告ポリシーを確認する
広告を出す際の注意点として、広告ポリシーに準拠する必要があります。広告ポリシーは一部の商品やサービスごとに分類され設定されています。TikTokで禁止されている業種は以下の通りです。
- 環境保護、希少種である保護動植物または生体販売・譲渡関連
- 成人向けの性的な商品、サービス及び、娯楽など
- カジノその他ギャンブルサービス
- タバコ及びタバコ関連商品
- 偽造・偽物及び著作権侵害とされるもの（海賊行為）
- 違法薬物関連
- 警察、軍事品関連
- 政治関連
- 宗教・思想関連またはヘイトスピーチへ繋がるとされるもの
- あらゆる差別とみなされるもの
- 違法または不適切な事業、商品、サービス
- 違法または当社において認められないビジネススキーム
- 武器、紛争関連
- Covid-19に関する不適切な広告
- 未成年保護を阻害するとされるもの
- 人権を阻害するとされるもの
また、広告の内容が承認されない例は以下の通りです。
- 広告クリエイティブとランディングページの内容の不一致
- 広告に表記される文法やスペルの間違い
- 商品を使用で症状の改善をほのめかす表記
- 性的示唆や差別的な表現
適切なターゲティングをする
広告を出す際の注意点として、適切なターゲティングをする必要があります。ターゲティング層が異なる場合、商品やサービスの訴求力が著しく低下するだけでなく、需要のない商品やサービスを広告をしたことに対する企業への不信感にも繋がります。そのため、需要と供給を加味したターゲティングが非常に重要です。
TikTok広告の出稿・運用を代理店に依頼するのもおすすめ
TikTok広告の出稿・運用を代理店に依頼することもおすすめです。代理店に任せることで得られるメリットとして以下の項目が挙げられます。
- 広告効果の向上の可能性
- 広告作成作業に係る人件費の削減
- マーケティングの改善点の検討が容易
上記のことから、TikTok広告運用のノウハウと実績のある代理店に任せることで広告効果を見込める可能性があります。
株式会社Utakataのサービス内容
株式会社Utakataでは広告運用を積極的にサポート致します。弊社で広告運用を行うメリットは以下の通りです。
- 運用開始時から高い効果を期待できる
- 低予算からでも依頼が可能
- 希望の場合は内製化支援も可能
弊社の強みとして以下の項目が挙げられます。
- 要望や現時点でのSNS運用状況、課題点などのヒアリングを実施
- 使用媒体及び運用の方向性、数値などのシミュレーションの提案
- 最速での運用サポート開始
SNSによる企業広告の運用を検討中なものの「SNSの運用経験がない」「使用媒体の選定に困っている」などのお悩みがございましたら、ぜひ株式会社Utakataにお任せください。
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TikTok広告の出し方まとめ
TikTok広告を出すことで、動画のエンタメ性を残しつつも広告として機能するような映像作成が可能です。上記のほか以下のメリットも挙げられます。
- 初期費用をかけずに運用開始できる
- 設定が容易
- 無料の動画制作ツールやフォーマットが充実している
また、自社で広告の運用が行えない場合には、広告の出稿や運用を代理店に依頼することもおすすめです。TikTok広告運用のノウハウと実績のある代理店に運用を任せることで高い広告効果を見込める可能性があります。現在、TikTok広告の運用を検討中の方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
なお、おすすめのTikTok運用代行企業、おすすめのTikTokキャスティング会社については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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