本記事をご覧のみなさまは、企業戦略としてInstagramを活用したマーケティングをご検討されていることでしょう。しかし、
- Instagramマーケティングを成功させるポイントは?
- Instagramマーケティングのメリットやデメリットは?
- Instagramマーケティングの戦略は?
などの疑問をお持ちではないでしょうか。今回はInstagramマーケティングを成功させるためのポイントをはじめ、メリットやデメリット、マーケティング戦略に関して解説します。また、企業の成功事例も併せて紹介しますので、これから企業戦略としてInstagramマーケティングの実施を検討されている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
Instagramマーケティングとは?
Instagramマーケティングとは、企業が自社商品やサービスの認知拡大・理解向上を目的としてInstagramを利用したプロモーションを行う施策のことです。Instagramの特徴として画像ベースのSNS媒体であることが挙げられます。有形の商品場合はユーザーの興味・関心を惹くいわゆる「インスタ映え」を狙った投稿が効果的です。一方で、無形の商品やサービスなどの場合は画像による投稿は「インスタ映え」を狙いづらいため相性が悪い可能性があります。しかし、リール動画機能などを利用すれば無形の商品やサービスでも動画内で可視化できるため、ユーザーの理解を得られやすいです。Instagramマーケティングを行う場合は自社の商品やサービスの特色を把握した上で、Instagramの特性を掛け合わせたマーケティング方法を検討しましょう。
Instagramマーケティングのメリット
Instagramマーケティングのメリットは以下の通りです。
- 商品購買に繋がる
- アカウント分析できる
- ブランドイメージを演出しやすい
これより、上記の各項目に関して詳しく解説します。
商品購買に繋がる
Instagramマーケティングを行うことで商品の購買に繋がります。企業の投稿を見たユーザーが写真を気に入り、自身で購入して利用してみたいと思わせることができます。投稿の写真が「インスタ映え」するものであればさらに購買意欲を掻き立てられるでしょう。また、画像や動画だけでなくハッシュタグやInstagramの基本的な機能(いいねやフォロー、コメント)を活用したキャンペーン企画を打ち出すことでユーザーも一緒に楽しむことができ、結果として購買意欲の向上に繋がります。
アカウント分析できる
Instagramマーケティングを行うことでアカウント分析ができます。企業アカウントをビジネスアカウントに変更すると投稿のリーチ数やURLのタップ数などのデータを一目で確認できます。自社が投稿した内容の商品へのリーチ率やフォロワー外からのプロフィール流入率の統計を取れるため、投稿内容の改善や今後の対策などが容易に行えるでしょう。
ブランドイメージを演出しやすい
Instagramマーケティングを行うことでブランドイメージを演出しやすいです。アカウント内の投稿に統一感を出すことでブランドの世界観を演出できます。例えば、SABONなどのコスメ企業では洗練された清潔感を前面に押し出すようなイメージの商品写真が多く投稿されています。また、ボタニカル商品としての位置付けも打ち出しているため、自然の中にいるような柔らかな色合いの画像が印象的です。自社商品の特徴を把握し打ち出したいイメージに合った投稿をすることで、ユーザーにブランドイメージを印象付けることができるでしょう。
Instagramマーケティングのデメリット
Instagramマーケティングを行うデメリットは以下の通りです。
- 成果が出るまでに時間がかかる
- クオリティーの高い画像、動画が求められる
- 他のSNSより拡散力が弱い
これより、上記の各項目に関して詳しく解説します。
成果が出るまでに時間がかかる
Instagramマーケティングは成果が出るまでに時間がかかります。店頭での販売とは異なり、InstagramというSNS媒体を経由してマーケティングを行うため、ユーザーが投稿に触れなければ商品やサービスの売上に繋がりません。しかし、メディア露出などでユーザーの口コミ(UGC)を集めることで中長期的な成果が期待できます。企業アカウントで投稿を行えば一晩で成果は出ないものの、上記のように地道な積み重ねが成果に繋がることから、Instagramは積層型のマーケティングツールと言われています。
クオリティーの高い画像、動画が求められる
Instagramマーケティングではクオリティーの高い画像や動画が求められます。近年はcanvaなどの無料画像・動画編集アプリを用いてクオリティーの高い画像や動画を簡単に作成できるようになりました。そのため、画質の悪さなどが目立つとInstagramのAIアルゴリズムに人気のない投稿と判断され、他の投稿に埋もれてしまう可能性があります。無料編集アプリを用いた画像や動画の作成が難しい場合はInstagramのコンサルタント企業に画像作成を依頼するなどの対策を取りましょう。
他のSNSより拡散力が弱い
Instagramマーケティングでは他のSNSよりも拡散力が弱い点がデメリットになります。例として、X(旧:Twitter)ではリポスト機能などの拡散力を増加させる機能が備わっていますが、Instagramはアカウントをフォローしている人にしかプロフィールや投稿が閲覧されない傾向にあります。しかし、最近ではTikTokやYouTubeショートなどの動画主体投稿の流行から、Instagramも「リール動画機能」を実装したためフォロー外のユーザーにもリーチできるようになりました。そのため、Instagram投稿の拡散力は以前に比べて高くなっています。
Instagramの4つのマーケティング手法
Instagramのマーケティング方法には主に以下の4つの方法があります。
- アカウント運用
- Instagram広告
- インフルエンサー
- キャンペーン
これより、上記の各項目に関して詳しく解説します。
アカウント運用
Instagramマーケティングの手法のひとつとしてアカウント運用があります。基本的には企業アカウントを開設して、ユーザーのプラットフォームを作る施策です。Instagram内でのHP代わりにもなり、ユーザーは企業の投稿を通じて商品やサービスに興味・関心を持ちます。そのため、「インスタ映え」する魅力的な投稿が必要不可欠です。もし、自社商品が画像媒体との相性が悪くとも、リール動画の投稿やハッシュタグキャンペーンなどの施策を企画することでユーザーを巻き込んだプロモーションが期待できるでしょう。
Instagram広告
Instagramマーケティングの手法のひとつとしてInstagram広告があります。Instagram広告はフィードやストーリーズ、リール動画など、ユーザーの投稿の間に設置できます。広告はフォロー外のユーザーにも表示されるため自社商品やサービスの認知拡大が期待できるでしょう。また、ECサイトやLINEアカウントなどのURLを貼ることで自社サイトやサービスへの誘導も可能です。Instagram広告はプロフィールのまとめ欄にも掲載できるため汎用性が高いことも魅力的です。
インフルエンサー
Instagramマーケティングの手法のひとつとしてインフルエンサーの起用があります。自社製品やサービスのPRにインフルエンサーを起用することで、自社のフォロワー意外のユーザーにも認知拡大が期待できます。特に、自社製品のジャンルに特化したインフルエンサーを起用すれば説得力が増し、購買意欲や商品に対する理解度の向上も見込めるでしょう。そのため、自社商品やサービスのイメージ・ジャンルに合ったインフルエンサーの起用が効果的です。
キャンペーン
Instagramマーケティングの手法のひとつとして各種キャンペーンがあります。有名どころではハッシュタグチャレンジなどのキャンペーンがありますが、「フォロー」や「いいね」、コメントの書き込みなどにより商品が当たるなどのキャンペーンを行う企業アカウントも多いです。ハッシュタグチャレンジは拡散力を目的としたユーザー参加型の企画が多く、ユーザーを通じた企業プロモーションができます。「フォロー」や「いいね」キャンペーンに関してはハードルがいちばん低く、タップひとつで参加できるため多くのユーザーが参加しやすいキャンペーンと言えます。「フォロー」や「いいね」キャンペーンに比べコメントの書き込みは若干ハードルが高くなりますが、ユーザーの生の声を直接もらうことで実際の意見を把握できるため、商品開発の上での参考資料としても機能するでしょう。
Instagramマーケティングを成功させるポイント【アカウント運用】
Instagramマーケティングをアカウント運用面で成功させるポイントは以下の通りです。
- Instagramのアルゴリズムを理解する
- アカウントのコンセプトを統一する
- リーチしたいターゲット層を明確にする
- Instagram運用の目的を明確にする
- 運用の指標となるKPIを設定する
- 定期的に投稿する
- リール投稿を活用する
- インサイトを活用する
- 効果の高いハッシュタグを選定する
- ユーザーとコミュニケーションをとる
これより、上記の各項目に関して詳しく解説します。
Instagramのアルゴリズムを理解する
Instagramマーケティングをアカウント面で成功させるためにInstagramのアルゴリズムを理解しましょう。Instagramにおけるアルゴリズムは、「多くのフォロワーに見られている投稿」であることを基準として「投稿をどの順番で表示するか」をAIが判断してフィードを構築します。そのため、投稿の保存数、いいね数、シェア数などが多ければ「良い投稿」と判断され、おすすめや発見タブに載りやすくなります。例えば、投稿の中にたくさんの情報を記載するなどの工夫をしてユーザーが保存をしたくなる投稿を意識しましょう。
アカウントのコンセプトを統一する
Instagramマーケティングをアカウント面で成功させるためにアカウントのコンセプトを統一しましょう。投稿の色味やフィルターを揃えるなど、雰囲気が統一されたアカウントの方がフォロワー数の向上しやすいです。アカウント運用前にブランドイメージを決め、構築したイメージに沿った投稿を意識することでユーザーの印象に残りやすくなります。
リーチしたいターゲット層を明確にする
Instagramマーケティングをアカウント面で成功させるためにリーチしたいターゲット層を明確にしましょう。Instagramのメインユーザー層は10〜30代のため高齢者などに向けた商品のプロモーションはふさわしくないと言えます。自社の商品が10代〜20代の若者にリーチする商品なのか、30代以上の購買意欲の高い層にリーチする商品なのかを把握した上で、ターゲット層に向けたプロモーションが重要です。
Instagram運用の目的を明確にする
Instagramマーケティングをアカウント面で成功させるためにInstagram運用の目的を明確にしましょう。闇雲なフォロワー増やしのためにInstagramを運用しても自社製品やサービスの訴求には繋がりません。Instagramの運用を通じて「商品の訴求」「サービスの提供」など目的により投稿の内容や方法は変わります。例えば、商品を訴求したい場合は画像とテキストをメインに、サービスの提供したい場合はリール動画などを駆使することで訴求力が高まるでしょう。Instagram運用の目的を前もって明確にすることで、企業が目指すゴールが明確になりやすいです。
運用の指標となるKPIを設定する
Instagramマーケティングをアカウント面で成功させるために運用の指標となるKPIを設定しましょう。KPIとはKey Paformance Indicatorの略で中間目標を意味します。最終目標(KGI)に向けたKPIを設定することで素早く目標実現に近づきます。「フォロワーを増加させる」だけでなく、最終目標達成のために「投稿内容やマーケティング手法を見直す」などの施策も必要です。しかし、KPIの設定に囚われ過ぎても最終目標を見失えば本末転倒なため、あくまでも最終目標達成に向けたKPIの設定であることを理解しておきましょう。
定期的に投稿する
Instagramマーケティングをアカウント面で成功させるために定期的に投稿しましょう。アカウントを動かさないとAIが「稼働していないアカウント」と判断し、アカウントがおすすめなどに載りにくくなることがあります。定期的な投稿が難しい場合はストーリーズを活用しましょう。自社での運用が難しい場合はInstagramの運用代行会社に依頼する選択肢もあります。
リール投稿を活用する
Instagramマーケティングをアカウント面で成功させるためにリール投稿を活用しましょう。TikTokやYouTubeショートなどの縦型ショート動画が流行しユーザー数が増加したことから、Instagramでも「リール動画機能」と呼ばれる動画を拡散できる機能が備わりました。リール動画を投稿することでフォロー外のユーザーにもリーチできるため、Instagramマーケティングにはリール動画をうまく活用しましょう。
インサイトを活用する
Instagramマーケティングをアカウント面で成功させるためにインサイトを活用しましょう。Instagramのビジネスアカウントでは「インサイト分析機能」が備わっており、投稿のインプレッションやフォロワー数の増減などを可視化できます。インサイトを活用し、現時点でのアカウント運営における問題を把握することで改善策の検討が可能です。定期的にインサイト分析を活用して円滑なアカウント運用を目指しましょう。
効果の高いハッシュタグを選定する
Instagramマーケティングをアカウント面で成功させるために効果の高いハッシュタグを選定しましょう。ユーザーに多用されるハッシュタグを用いることでどんなに魅力的な投稿でも同じハッシュタグの付いた投稿に埋もれてしまいます。そのため、自社の強みや自社商品の特徴を活かしたハッシュタグ設定を行い、あらゆる投稿との棲み分けを図る必要があります。一見して「あの企業だ」とわかるハッシュタグを用いた投稿をすることでユーザーの企業に対する認知度も向上するでしょう。
ユーザーとコミュニケーションをとる
Instagramマーケティングをアカウント面で成功させるためにユーザーとコミュニケーションをとりましょう。自社商品を利用したユーザーの声を集めたエピソードやDMに寄せられた質問への回答を投稿することでユーザーとのコミュニケーションを図れます。企業のフォロワーの「企業側に自分の声を汲み取ってもらえている」という安心感にも繋がるでしょう。
Instagramマーケティングを成功させるポイント【Instagram広告】
InstagramマーケティングをInstagram広告面で成功させるポイントは以下の通りです。
- ターゲット層を明確にする
- クオリティの高い画像、動画を配信する
- 広告出稿の目的を明確にする
これより、上記の各項目に関して詳しく解説します。
ターゲット層を明確にする
InstagramマーケティングをInstagram広告面で成功させるためにターゲット層を明確にしましょう。ターゲット層を明確にすることで設定したターゲット層に向けた内容で投稿を作成できます。また、ターゲット層に絞ることで確実に商品やサービスを訴求でき認知拡大や売上の向上が期待できます。そのため、アカウントの運用を始める前にあらかじめターゲット層を明確にしましょう。
クオリティの高い画像、動画を配信する
InstagramマーケティングをInstagram広告面で成功させるためにクオリティの高い画像や動画を配信しましょう。画質や映像の荒さが目立つ投稿はユーザーの興味を惹きにくく、目に触れる回数も少なくなります。投稿の閲覧数が少ないとInstagramのAIアルゴリズムから「人気のない投稿」と判断され、おすすめ投稿などに載りにくい可能性があります。上記のデメリットを踏まえると、クオリティの高い画像や動画を用いることで投稿の閲覧数増加が期待できるため、広告効果をさらに高めることが可能です。近年はcanvaなどの無料画像・動画作成アプリでクオリティの高い画像や動画を作成できるため、アプリなどを活用して多くのユーザーの目を惹くような投稿を心がけましょう。
広告出稿の目的を明確にする
InstagramマーケティングをInstagram広告面で成功させるために広告出稿の目的を明確にしましょう。闇雲にフォロワーを増やすだけでは自社商品の宣伝にならず、フォローしたユーザーが自社商品やサービスのターゲットとかけ離れている場合もあります。そのため、「なぜInstagramを利用した広告を出したいのか」を明確にすることで自ずと広告内容なども決まることでしょう。
Instagramマーケティングを成功させるポイント【インフルエンサー】
Instagramマーケティングをインフルエンサー面で成功させるポイントは以下の通りです。
- 過去のPRの実績があるインフルエンサーにお願いする
- PRしてもらいたい商品のターゲット層に合ったインフルエンサーを起用する
- 自社ブランドと親和性のあるインフルエンサーを起用する
- ステマ(ステルスマーケティング)に注意する
これより、上記の各項目に関して詳しく解説します。
過去のPRの実績があるインフルエンサーにお願いする
Instagramマーケティングをインフルエンサー面で成功させるために過去のPR実績があるインフルエンサーに依頼しましょう。実績のあるインフルエンサーに依頼することで自社製品やサービスに合った専門性やインフルエンサーをフォローしているフォロワーに確実に訴求してもらえます。化粧品商材のPRを例に取ると、メインターゲットは女性ユーザーが想定されるため「依頼するインフルエンサーに女性フォロワーが多いか」などが選定基準となります。また、他にも「過去のPRで実際の販売効果に繋がったか」「過去にPRした企業が社会的信用に足る企業か」「自身の考えや活動方針に基づき商材を選定してPRするインフルエンサーか」などの選定基準も必須です。企業PRにインフルエンサーの起用をお考えの場合は確かなPR実績と専門性に裏打ちされた説得力を持った実力のあるインフルエンサーに依頼しましょう。
PRしてもらいたい商品のターゲット層に合ったインフルエンサーを起用する
Instagramマーケティングをインフルエンサー面で成功させるためにPRしてもらいたい商品のターゲット層に合ったインフルエンサーを起用しましょう。インフルエンサー自身にどのファン層がついているかなど、PRを依頼したい自社商品のターゲット層に合致しているかも重要です。例えば、「女性フォロワーが多い」などの特色は確実な指標になります。商品の例では、コスメ用品はメイク関連の投稿を発信する美容系インフルエンサーが適切といえます。同じジャンルでもインフルエンサーによりフォロワーの年齢層は異なりますので、商品をどの層にリーチさせたいか事前に検討してから起用するインフルエンサーを決めましょう。
自社ブランドと親和性のあるインフルエンサーを起用する
Instagramマーケティングをインフルエンサー面で成功させるために自社ブランドと親和性のあるインフルエンサーを起用しましょう。自社ブランドに合わないインフルエンサーの起用はPRとして逆効果になる可能性があります。例えば、シックで大人しめな商品イメージを打ち出す企業がカラフルで派手なファッションをメインに投稿するインフルエンサーを起用したらブランドイメージと一致していないと言えます。インフルエンサーを起用する際は普段の投稿内容も確認した上で、「ブランドイメージと合うか」「ブランドイメージを損なわないか」などの項目にも注意を払いましょう。
ステマ(ステルスマーケティング)に注意する
Instagramマーケティングをインフルエンサー面で成功させるためにステルスマーケティング(ステマ)に注意しましょう。「インフルエンサーが作成した投稿を事前に確認する」「PRに向けたハッシュタグ、企業アカウントのタグが付与されているか確認する」なども徹底しましょう。もし、上記に挙げた確認事項が漏れていた場合はステルスマーケティングと見なされる可能性もあるため注意が必要です。
Instagramマーケティングを成功させるポイント【キャンペーン】
Instagramマーケティングをキャンペーン面で成功させるポイントは以下の通りです。
- 効果のあるハッシュタグを選定する
- ストーリーズでもPRしてもらう
「フォロー」または「いいね」したユーザーに自社商品をプレゼントするなどのプレゼントキャンペーンを行うことで商品の訴求力向上や短期間でのフォロワー増加に繋がります。これより、上記の各項目に関して詳しく解説します。
効果のあるハッシュタグを選定する
Instagramマーケティングをキャンペーン面で成功させるために効果のあるハッシュタグを選定しましょう。Instagramではハッシュタグを効果的に活用することでおすすめや発見タグに表示させやすくなります。例えば、グルメ系の投稿では店舗の所在地などをハッシュタグとして設定することで、多くのユーザーに検索してもらえる可能性が高まります。また、一目で自社製品やサービスの投稿だとわかるハッシュタグを設定することでも商品の訴求や検索数の増加を促せるでしょう。
ストーリーズでもPRしてもらう
Instagramマーケティングをキャンペーン面で成功させるためにストーリーズでもPRしてもらいましょう。特に、メンション機能を活用し「ストーリーに投稿したら当選確率が上がる」などのキャンペーン施策を行うことで自社商品やサービスの認知拡大だけでなく拡散力も期待できます。キャンペーン企画を行う際にはストーリー機能も活用しましょう。
Instagramマーケティングの成功事例
今回はInstagramマーケティングの成功事例として、以下の7社の例を紹介します。
- DAISO
- ニトリ
- キッコーマン
- スターバックス
- SABON
- ロクシタン
- 北欧、暮らしの道具店
DAISO
DAISOでは季節に応じた自社商品の画像や動画をはじめとして、アニメとのコラボ商品の紹介にも力を入れています。ピン留め機能の活用により日常的に需要のある商品をフィードに埋もれづらくする工夫も見られます。投稿は4,753件を超え、193万フォロワーを誇ります(2024年10月現在)。
ニトリ
ニトリでは定期的にフィードやストーリーでフォロワー参加型のハッシュタグキャンペーンなどを実施します。キャンペーンでは「#ニトリ」「#mynitori」のハッシュタグを活用し、参加条件も「アカウントフォロー」や「タグ付け」など参入ハードルの低い方法を選定しているのが特徴です。投稿は1,927件を超え、149万フォロワーを誇ります(2024年10月現在)。
キッコーマン
キッコーマンでは季節やトレンドに合わせたレシピをメインに投稿します。1投稿に1つの内容ではなく「炊き込みご飯レシピ 4選」など複数のレシピを掲載し、あえて情報量を多くすることでユーザーに「何度も見たい」と思わせるコンテンツ作りを実現しています。内容も実用的で普段の生活に取り入れやすいものが多いため、ブックマーク機能もうまく活用した例と言えるでしょう。投稿は749件を超え、18.3万フォロワーを誇ります(2024年10月現在)。
スターバックス
スターバックスは「インスタ映え」する新商品の写真が、毎回トレンド入りすることで有名です。ハッシュタグには「#スターバックス」「#スタバ新作」が頻繁に用いられます。まとめ機能ではストーリーや新商品の投稿が各項目ごとにアイコン化され、ブランドイメージの確立にも成功しています。投稿は2,392件を超え、389万フォロワーを誇ります(2024年10月現在)。
SABON
ボタニカルのコスメ用品を取り扱うSABONではまとめ欄を活用し、キャンペーン情報や店内併設のSPA情報、ギフトセットや自社主力商品の広告、新商品の特集などを掲載しています。また、「#サボンストーリー」としてユーザーの自社商品に関するエピソードをまとめた投稿も特徴的です。まとめ欄の中にはLINEアカウントへ誘導する投稿も見受けられます。投稿は1,464投稿を超え、31.1万フォロワーを誇ります(2024年10月現在)。
ロクシタン
スキンケア用品を取り扱うロクシタンでは季節に応じた色合いで自社商品やキャンペーン紹介を紹介しており、視覚的にもユーザーを楽しませる投稿が見受けられます。画像の雰囲気も全て統一されており、Instagramアカウントの運用によりブランドイメージも確立していると言えるでしょう。投稿は1,650件を超え、19.4万フォロワーを誇ります(2024年10月現在)。
北欧、暮らしの道具店
北欧雑貨を取り扱う北欧、暮らしの道具店ではユーザーがタグ付けした投稿の紹介やコーディネート動画を投稿しています。画像の雰囲気も北欧をイメージした寒色メインの色合いを用いており、ブランドイメージとして効果的に作用している一例です。投稿は1.9万件と多いのが特徴で、133万フォロワーを誇ります(2024年10月現在)。
Instagramマーケティングに関するよくある質問
今回はInstagramマーケティングに関する以下の質問に回答します。
- Instagramマーケティングを個人で行うのは?
- Instagramマーケティングを副業にするのは?
インスタマーケティングを個人でするのは?
結論から言うと、Instagramマーケティングは個人でも行えます。しかし、アカウントを滞りなく運営するためにはInstagramのアルゴリズムを理解する必要があります。自身での運用が難しい場合は、Instagram運用代行会社に依頼しましょう。
インスタマーケティングを副業でするには?
結論から言うと、Instagramマーケティングを副業で行うことは可能です。もちろん未経験からでも行えますが、ある程度マーケティングやデザインのスキルがないと高単価案件を受注することは難しいでしょう。そのため、Instagramマーケティングを副業で行う場合はWebスクールや関連書籍などを利用して専門知識を勉強してから始めるのがおすすめです。
Instagramマーケティングまとめ
Instagramマーケティングにより得られるメリットは以下の通りです。
- 商品購買に繋がる
- アカウント分析できる
- ブランドイメージを演出しやすい
Instagramは画像ベースのSNS媒体のため実物の商品を被写体とした「インスタ映え」を狙ったマーケティングを行えます。また、「リール動画機能」で動画なども投稿できることからサービスをメインとした投稿にも効果的です。自社製品がInstagramとの相乗効果を狙えそうな商品であれば、Instagramの特性を活かしたマーケティングを行うことで現在の売上が大幅に伸びる可能性もあるかもしれません。今後、Instagramマーケティングの運用をご検討中の方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
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