TikTokの推奨されている画面サイズは？バズるフォーマットや解像度、画面サイズを変更する方法についても解説！

普段から何気なくTikTokを見ていて、動画によって画面サイズが違うと感じている方もいますよね。さまざまなコンテンツジャンルが投稿されているTikTokですが、画面サイズによって見やすさや違和感を感じている方も多いのではないのでしょうか。

実はTikTokでは、投稿する動画に推奨されている画面サイズやフォーマット、解像度があることをご存知ですか？本記事では、TikTokの推奨されている画面サイズやフォーマット、解像度についてご紹介します。TikTokで投稿した動画に伸び悩んでいる方や推奨されている画面サイズなどが知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

なお、おすすめのTikTok運用代行企業、おすすめのTikTokキャスティング会社については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。

TikTok投稿の推奨サイズやフォーマット

TikTok動画の投稿では、画面サイズや容量、フォーマットなどの適切な設定が重要です。推奨されている設定だと視聴者側は見やすく快適な動画に仕上がるので、把握しておきましょう。

では、TikTok投稿の推奨サイズについて、具体的に見ていきましょう。

画面サイズ

TikTok動画で推奨されている画面サイズ比率（アスペクト比）は「9:16」とされています。なぜなら、「9:16」はスマートフォンで撮った時のデフォルトのサイズだからです。アスペクト比とは、画面の縦と横の長さの比率のことを指します。スマートフォンで撮影した動画をTikTokに投稿する場合は、自動的に「9:16」の比率になるため、問題なくサイズ通りに反映されます。特にサイズを気にする必要はありません。ただし、パソコンで動画を編集・投稿する場合は、画面の縦か横に余白ができてしまうので「9:16」のサイズ設定を忘れないようにしましょう。

動画の解像度（ピクセル）

TikTok動画で推奨されている解像度は「1080×1920」とされています。解像度とは、縦・横の画素数（ピクセル）を表し、解像度が高いほど鮮明に見ることができます。「1080×1920」は一般的なスマートフォンの解像度で、最近のスマートフォンは高解像度のカメラが多く、TikTokで推奨されている解像度を満たしていることが多いため、あまり気にする必要はありません。また、アスペクト比と同様に、スマートフォンで撮影した場合はデフォルトとなるので、そのまま使用すれば大丈夫です。

動画のデータサイズ

TikTok動画で推奨されているデータサイズは、iPhoneの場合最大で「287MB」まで可能です。Androidの場合は最大で「72MB」となっています。容量が規定よりも大きい状態だと動画を投稿することができません。そのため、動画ファイルの容量が規定をオーバーしている場合は圧縮ツールを使用し、動画の圧縮を行う必要があります。動画サイズが大きく投稿できない場合は、データサイズが守れているか確認しましょう。

動画のフォーマット

TikTok動画で推奨されているフォーマットは、「mp4」か「movファイル」になります。スマートフォンは、mp4とmovファイルに対応しているため、撮影した動画をそのまま投稿しても問題ありません。しかし、パソコンに保存されている動画をTikTokに投稿する場合は、ファイル形式が異なる可能性がありますので、投稿する前にファイル形式を確認しておきましょう。

動画の長さ

TikTok動画の推奨されている動画の長さは「15秒」です。TikTok動画の長さは、「15秒」、「60秒」、「3分」から自由に選ぶことができますが、長い動画だとユーザーがストレスを感じやすいため、多くのユーザーが15秒の短い動画を投稿しています。視聴者は短い動画に慣れていることもあり、長い動画を投稿する場合は必然的に難易度が高くなってしまいます。長い動画を最後まで見てもらうためには、冒頭でいかにユーザーを惹きつけられるか工夫を施す必要があります。

TikTokに最適なアスペクト比

9:16

「9:16」はTikTok動画のデフォルトとなっているサイズで、主にTikTokやInstagramのインスタライブで利用されています。YouTubeのような横型の動画配信プラットフォームではなく、縦型の動画配信プラットフォームになっており、画面全体に動画が表示され、スマートフォンで見やすく快適に視聴できるサイズが標準となっています。縦向き動画のSNS投稿やスマートフォンを縦持ちにして動画を楽しむ習慣が馴染む中で普及しました。

4:3

4:3は正方形に近い形状になる比率で、主にアナログ放送やDVD、DHSで使用されていたアスペクト比です。セミナー会場のスクリーンで使用されるなど、現在でも使われる場面が多く、解像度としては「640×480」が主流です。他にもプレゼンや研究発表、イベントの映像演出などさまざまなビジネスシーンで活用されています。

16:9

「16:9」は横長の形状で、YouTubeや地上デジタルで用いられるアスペクト比です。一般的で馴染み深いサイズ比率ですので、視聴者はどのようなシーンであっても違和感を感じにくいです。ベーシックな解像度は「1280×720」ですが、フルHDサイズの「1920×1080」も使われる場面が増えています。

1:1

「1:1」は正方形の形状で、InstagramやFacebookなどで用いられたり、スマートフォン向けアプリで利用されたりしているアスペクト比です。全画面表示と比べると、動画を大きく表示させながらテキストスペースも確保できるのがメリットとなっています。文字入れなどの使い勝手が良く、スマートフォンでの活用度が高い比率です。解像度は「640×640」以上となります。ただし、パソコンやタブレットで動画を視聴する場合は、違和感が生まれやすいので注意しましょう。

TikTokの推奨サイズ「9:16」に動画を変更する方法

「CapCut」で画面サイズを変更する方法

「CapCut」は、iPhoneやAndroidなどのスマートフォンで動画編集ができるアプリで、完全に無料で使用でき、ウォーターマークもつきません。

使い方はまず、フォーマットの設定より、TikTok動画で推奨されている「9:16」を選び、解像度は「1080×1920」を選びましょう。動画の編集やオーディオ設定、ステッカーやテキストを入れて動画のクオリティーを向上させることができます。

「Adobe Premiere Pro」で画面サイズを変更する方法

「Adobe Premiere Pro」は、ソフトに動画を追加し、出力形式を選択することでアスペクト比の動画を作成できる外部サービスです。TikTokから動画や音楽をダウンロードしたり、TikTok動画をGIFに変換したりすることも可能です。

使い方はまず、「シーケンス設定」の「ピクセル縦横比」を「正方形ピクセル」に設定し、フレームサイズを9:16の比率である「1080×1920」に設定します。次に、「書き出し設定」でアスペクト比と解像度をシーケンスと同じに設定し、TikTokに適したアスペクト比で動画を書き出します。最後にスマートフォンに転送してTikTokに投稿または、パソコンで直接投稿すればTikTokに適したアスペクト比の動画を投稿することができます。

TikTokの画面サイズに関するよくある質問

TikTokの動画はYouTubeのショート動画にそのまま使える？

TikTokの動画はYouTubeのショート動画にそのまま使うことが可能です。なぜなら、YouTubeのショート動画の特徴が動画の長さが60秒であることと、データサイズが最大2KBであること以外はTikTokと同じだからです。そのため、TikTokからYouTubeのショート動画への展開は可能です。しかし、動画の長さとデータサイズは異なるため、そのまま展開する場合は気を付けましょう。また、TikTokとYouTubeのショート動画ではアルゴリズムに違いがあるため、なかなか伸びないと頭を抱えるユーザーも多いですが、アルゴリズムの違いと利用者層が違うことが主な原因です。

TikTokの動画はInstagramのリール動画にそのまま使える？

TikTokの動画はInstagramのリール動画にそのまま使うことが可能です。なぜなら、Instagramのリール動画の特徴が動画の長さが90秒であることと、データサイズが最大4GBであること以外はTikTokと同じだからです。そのため、TikTokからInstagramのリール動画への展開は可能です。しかし、YouTubeのショート動画と同じく、動画の長さとデータサイズは異なるため、そのまま展開する場合は気を付けましょう。また、Instagramのリール動画の場合もYouTubeのショート動画の時と同様に、アルゴリズムの違いから伸び悩むことが多々あるので注意が必要です。

TikTok広告の画面サイズは？

TikTok広告の画面サイズは、アスペクト比が「9:16」で解像度は「1080×1920」を推奨しています。または、「1:1」、「16:9」でも構いません。TikTok広告の場合、秒数は通常で最大60秒までです。一般的には、9〜15秒のショート動画を推奨しています。ただし、一部の広告フォーマットでは最大120秒まで可能です。

TikTokの動画時間のおすすめは？

TikTokでは、さまざまな長さの動画を投稿することができます。そのため、動画時間のおすすめは、投稿するコンテンツジャンルによって使い分けることが大切です。たとえば、ダンス動画などでは15秒ほど、コント動画やTikTok広告で使うような商品訴求動画は21秒から34秒以内が最適です。しかし、最近だと個人のアカウントの場合、1分以上の動画が推奨されるケースもあるので、その場合はいかに視聴者を飽きさせない構成にするかを考えることが重要になってきます。視聴者を飽きさせないよう、冒頭でインパクトのある工夫を施したり、思わず最後まで見たくなるような工夫をしましょう。